確定申告時期に数日ですが電話相談センターの業務に従事していました。
該当時期に税務署へ所得税・個人の消費税・贈与税等に関する質問の電話をすると
センターに転送されて税理士がその質問に対応する、そんな流れになっています。
その中で、一日に立て続けに2件、あまり関わることのない成年後見制度について
制度そのものではなく、申告書の記載方法等の質問を受けました。
一般的な事柄ではないですが、最近のニュースでもこの制度が話題になったので
取り上げようと思います。
「印鑑は本人(被後見人)のもの?それとも後見人のもの?」
「申告書の氏名の記載はどうすればいい?」
納税者署名押印欄の記載は
○田 ◯夫(被後見人氏名) 成年後見人 △山 △太
これに後見人の印鑑を押印です。
なお納税地は被後見人本人の住所地など、本人の納税地で
施設入所など転居していない限り納税地変更をする必要はありません。
ただし申告書の返送などの必要が有る場合は「納税管理人の届出書」に
送付先及び連絡先を成年後見人宛にしてもらう様付記して送付先等を後見人に変更します。
※税法上では成年後見人の規定がないため納税管理人として届出をします。
詳細はこちらで、私もここを閲覧しながら質問に対応しました。